「松岩にもう一度灯をともしたい」 〜気仙沼・地元商店主による仮設商店街建設

宮城県気仙沼市松岩地区に新しく建設される仮設商店街についての情報です。・・・震災で被災した気仙沼市松岩地区に、地元商店主による仮設商店街が建設されることになった。津波で壊滅的な被害を受けたJR松岩駅近くの私有地を活用し、今秋までの完成を目…

「被災地に立ち上がったエフエム局を代表して」 〜 みやこ災害エフエム

「みやこさいがいエフエム」が、ドイツの民放ラジオ局レーゲンボーゲンから名誉賞を受賞した記事です。独ラジオ局レーゲンボーゲンのホームページによれば、「みやこ災害エフエムは、ラジオの力を示す―甚大な災害という局面の中で、そのパイオニア精神と人間…

過去の災害に学ぶ<6> チリ地震(1960)と遠地津波への対処

1960年5月23日にチリ・バルディビア近海で発生したチリ地震(M9.5)では、翌日の5月24日早朝、津波が太平洋を越えて押し寄せ、このとき北海道から沖縄まで2〜3m、高い所で5〜6mの津波高となりました。140人以上の方が行方不明・なくなら…

引き寄せられるように集まり、重なり合い、共鳴し合うカラフルな円 〜 気仙沼・鹿折復幸マルシェ

仮設店舗としてだけでなくコミュニティスペースとしての役割を果たす気仙沼・鹿折復幸マルシェ。気仙沼・鹿折復幸マルシェでは、カラフルなロゴマークの入ったグッズも購入できます。気仙沼・鹿折復幸マルシェのあり方をシンボル化したこのロゴマークは、「…

気仙材による100年住める長期優良住宅を 気仙郡住田町

地元産の木材(気仙杉)を利用した応急仮設住宅への住田町の取り組みは、国土交通省の「東日本大震災における応急仮設住宅の建設事例」にも紹介されています。気仙広域連合を組む陸前高田市にもその仮設住宅は建設されています。国土交通省「東日本大震災に…

『きぼうのかね商店街』 女川町

宮城県牡鹿郡女川町にオープンした仮設商店街と、移転して営業を続けるマリンパル女川の記事です。 女川町の情報<女川再開情報(地図版・物産版)、かわら版ほか>は観光協会のサイトからもご覧いただけます。・女川観光協会ホームページ http://www.onagaw…

「交流を機に、子どもたちの視野が広がり、お互いのまちにないものを知ってほしい」 陸前高田市⇔名古屋市

名古屋市は、職員を陸前高田市に派遣するいっぽう、陸前高田市立米崎中学校・気仙中学校・小友中学校・広田中学校の生徒さんを「陸前高田の中学生の皆さん、名古屋においでよ!」というプロジェクトのもとで名古屋市に招待しています。名古屋市は東海・東南…

「自分の目で確かめて、見て感じたことをご家族の方やご友人の方にお話しいただければ」 陸前高田市長メッセージ

岩手県陸前高田市・戸羽太市長のメッセージをご紹介します。戸羽市長が私たちに語りかけている場所は1700人の方々の命が失われ、3000以上の建物が破壊された場所です。そのなかには市長ご自身の奥様も含まれます。ここではかつて日常生活が営まれ、…

“Do we need to be volunteers in order to visit the disaster area?” The message from the mayor of Rikuzentakata

"To Our Friend Overseas"(April, 2012) by Futoshi Toba, Mayor of Rikuzentakata in Iwate Prefecture. People had made their life and children had run about on the street before - just on that ground the mayor began to speak,...I am Futoshi To…

仮設住宅の防犯対策 釜石市

岩手県釜石市の防犯対策についての記事です。また下に釜石市の5つの仮設店舗(復興天神15商店街・鵜(うーの)!はまなす商店街・青葉公園商店街・平田パーク商店街・釜石はまゆり飲食店街)についての情報も掲載しました。・・・釜石市の平田(へいた)…

過去の災害に学ぶ<5> 明治三陸地震(1896)と「遠野物語」 〜 山田町船越

1910年に出版された柳田國男『遠野物語』にも、明治三陸地震についての記述があります。以下の箇所に出てきます船越村は、現在岩手県下閉伊郡山田町の一部となり、宮古市と大槌町の間に位置しています。「鯨と海の科学館」もそこにあります(現在被災の…

過去の災害に学ぶ<4> 明治三陸地震(1896)と誘発地震

気象庁の「過去の地震・津波被害 明治以降、我が国で100人以上の死者・行方不明者を出した地震・津波」によれば、三陸地方で明治以降に起こった大きな地震・津波には以下のものがあります。 1896年6月15日:明治三陸地震 ― M8.2 震源地 岩手県を中…

「じゃあ男だけでやってみるか」 〜 大船渡市・中赤崎男サロン

下に岩手県大船渡市の仮設店舗の情報を掲載しました。 ・・・大船渡市内の仮設住宅で、女性と比べて閉じこもりがちな男性を外に連れだそうという動きが広まっている。同市赤崎町の後ノ入(のちのいり)仮設住宅集会所では、入居者が発案して毎週火曜日に「中…

「花壇にもう一度花を」 〜 塩害土壌再生研究で国際大会へ

・・・青森県立名久井農業高校(斗沢一雄校長)3年逸見愛生さん、日沢亜美さん、小町一磨君が、8月にスウェーデンで開かれる、水をテーマにした研究発表の国際大会に、日本代表として青森県内の高校生では初出場する。発表するのは東日本大震災からの復興…

「当たり前の日常の幸せを」 こども音楽コンクールより

平成23年度(第50回)全国学校合奏コンクール・全国大会中学校の部・最優秀賞を受賞した福島県郡山市立郡山第二中学校。チャイコフスキー作曲幻想序曲「ロメオとジュリエット」を取り上げた同中学校による素晴らしくも強烈な演奏を以下のサイトで聴くこ…

「安心安全の地域づくりに」 〜 ミキサー車による消火用水支援

・・・県南生コン業協同組合(小山均理事長)と奥州金ケ崎行政事務組合(管理者・小沢昌記市長)は23日、「火災、地震等の災害時における消防防災活動応援に関する協定」を結んだ。同日、小山理事長と同組合消防本部の横倉均消防長が水沢区大鐘町の同本部…

過去の災害に学ぶ<3> 報道管制下で「隠された地震」 

下には津波による浸水予測。津波到達時間関連の情報、洪水対策関連の情報を掲載しました。 さて、前回も触れましたように1943年から1946年にかけて、4年連続で死者千人を超す地震が頻発し、そのうち、三河地震は、東南海地震のわずか37日後に発生…

過去の災害に学ぶ<2> 日本付近で発生した主な被害地震  〜 1943年からは4年連続で発生

インドネシア・スマトラ島沖では2004年から現在にかけてマグニチュード7を超す巨大地震が8回発生し(2004/2005/2007/2009/2010/2012年)、2010年だけで4月、5月、10月と3回の地震が頻発しています。また火山活…

過去の災害に学ぶ<1> 日本全国の言い伝え

土地にはその土地に伝わる言い伝えがあり、その言い伝えの中にはかつての災害に対する教訓も含まれています。言い伝えにある教訓を学ぶことは、日頃から災害に対する心構えを養うことになります。 またかつての災害が、常に「最大」であるとは限らず、それ以…

「宮古−苫小牧モデル」 〜 資源循環型の処理促進 

・・・東日本大震災で発生した宮古市の木質系がれきについて、北海道苫小牧市が民間事業者と連携して建築資材に再生利用し被災地に戻す計画が動きだす。視察で宮古市を訪れた苫小牧市の岩倉博文市長と千葉茂樹副知事、山本正徳宮古市長は4日、枠組みづくり…

記憶・風景・言葉<2>

前回に続き、石巻出身の作家辺見庸による『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』という書物の中の言葉を引用します。 ・・・以下引用・・・風景と言葉 わたしは脳出血の後遺症で右半身がどうしても動きません。ですので、被災地に駆けつけ友人、知人たち…

記憶・風景・言葉<1>

石巻出身の作家辺見庸による『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』という書物の中に印象深い言葉がありましたので二回に分けて引用します。・・・以下引用・・・記憶 けれども、じつは、石巻の空気とにおいと光で、わたしの血と肉と感性はあったのだな…

・・・高校の合格発表、選抜大会の球音、彼岸の中日、そして日差しの強さ。厳しい冬の今年ではあるが、春の足音が確実に響いてきた。 浜ではワカメの水揚げが始まり、磯の香りが広がっていた。心踊る思いで漁港の空気を胸一杯に吸い込んだ。しかし、ボイルする…

「次は何を持ってどこに逃げれば良いか考えていた」 〜 日常的な避難意識の大切さ

・・・東日本大震災の2日前に発生した、三陸沖を震源とするマグニチュード7・3の地震から9日で1年となる。津波注意報が発令されたものの、本県では最大60センチにとどまり、被災者の中には2日後の「油断」に結び付いたことが浮かび上がる。一方、9…

絆 〜 結ぶということ

陸前高田市に派遣されている方々(現地本部事務局・市民環境課・長寿社会課・農林課・健康推進課・社会福祉課・水道事業運営の担当・消防局の担当の方々)が、それぞれの視点から以下にレポートを掲載しています。・陸前高田市リポート -名古屋市奮闘中- htt…

「共に生きようとする気持ち」

【下に台湾への感謝広告映像についての情報を追加しました(2012月3月11日)】・・・台湾・泰武(タイウー)村の泰武小の3〜6年生17人は28日、山田町飯岡の山田南小(佐賀敏子校長、児童260人)を訪れ、交流した。2009年、台湾を台風8…

感染症にひきつづき注意を

国立感染症研究所 感染症情報センター:<速報>2011/12シーズンに仙台市内で分離されたAH3亜型インフルエンザウイルスについて―仙台市(2012年3月5日) ・・・仙台市内のインフルエンザの患者報告数は2011年10月下旬(第43週)から増加に転…

震災当日誕生の赤ちゃんへ 

・・・昨年3月11日の東日本大震災当日に気仙沼市立病院で誕生した、村上暖(はる)君=気仙沼市唐桑町=に15日、名前などが刻印された世界に一つだけのナラ材で手作りのいすがプレゼントされた。 贈ったのは「君の椅子プロジェクト有志の会」(磯田憲一…

地域材で地元復興

・・・岩手の被災者の住宅再建を支援するため地域材を使った良質低廉な木造軸組構造住宅の生産供給体制構築を図る「県地域型復興住宅推進協議会」(会長・村上勝郎県建築士事務所協会長)が2日、前組織を発展解消して発足した。今後、生産供給を支える地域…

水道管の凍結防止対策を

宮城県仙台市水道局のHPに水道管を凍結から守る方法が図解入りで記載されています。・仙台市水道局「寒くなったら水道管の凍結にご注意ください」 http://www.suidou.city.sendai.jp/02_kurasi/01.htmlまた福島県双葉郡浪江町のHPにも情報があります。「水道…