息の長い復興支援を

 大学と被災地の間を結ぶ継続的な復興支援についての情報です。
 岩手大学は以下の記事にある「宮古エクステンションセンター」だけでなく、昨年「三陸復興推進本部」を設置(本年4月からは「岩手大学三陸機構」に拡充)、活動拠点として「釜石サテライト」(2011年10月)、「久慈エクステンションセンター」(2012年4月)を開所しています。

資料:岩手大学復興支援活動MAP
http://www.iwate-u.ac.jp/reconstruct/file/katsudou_map.pdf

・・・神戸大キャリアセンター(城仁士センター長)は13日、陸前高田市高田町上和野地区の町内会、自主防災会とそれぞれ地域連携協定を結んだ。住民の協力を受けながら、息の長いボランティアやまちづくり調査などを行う。

 調印式は同地区の和野会館で行われ、関係者約20人が出席。町内会の石川和見会長(62)と自主防災会の村上嘉次郎会長(68)がそれぞれ、城センター長と協定書に調印した。

 同大の学生、教員らは今後、同地区を拠点にボランティアや防災・減災調査、被災体験の聞き取り、まちづくり調査などを展開。住民は和野会館を宿泊場所に提供したり、調査に協力する。
 
 同地区は震災後、ボランティアや調査に訪れる同大の学生らを積極的に受け入れており、協定は交流を継続化するために結ばれた(以下略)

岩手日報(2012年10月14日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2012/m10/h1210143.html


・・・岩手大(藤井克己学長)は1日、宮古地域の復興支援の拠点となる「宮古エクステンションセンター」を宮古市新川町の市産業支援センター内に開設した。沿岸の拠点開設は釜石市久慈市に続き3カ所目。被災地のニーズを収集し、円滑な支援実現につなげる。

 開所式は同市新川町の市役所で行われ、藤井学長と山本正徳市長が覚書を締結。藤井学長は「市との太い絆を力に復興支援に弾みをつけたい」と意欲を示し、山本市長も「震災前から多くの地域課題に対応してきた岩手大の活動に期待したい」と感謝した。

 センターにはスタッフ1人が常駐。支援を求める宮古地域の企業・団体と連絡調整を行い、同大が培った研究情報を提供する。同大と連携した支援の企画立案や復興プロジェクト推進も図る(以下略)

岩手日報(2012年10月2日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2012/m10/h1210025.html


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