「安心安全の地域づくりに」 〜 ミキサー車による消火用水支援

・・・県南生コン業協同組合(小山均理事長)と奥州金ケ崎行政事務組合(管理者・小沢昌記市長)は23日、「火災、地震等の災害時における消防防災活動応援に関する協定」を結んだ。同日、小山理事長と同組合消防本部の横倉均消防長が水沢区大鐘町の同本部講堂で調印。災害発生時、消防の要請により、生コン組合のミキサー車が消火用水を支援供給する。
 生コン組合は、一関市消防本部、北上地区消防組合消防本部、花巻市消防本部とも協定を締結。この日、生コン組合や4消防の代表ら約30人も出席し、合同の締結式が行われた。小山理事長と各消防の代表がそれぞれの協定書に調印した。
 協定締結は、生コン組合からの申し出により実現。全国的にも業界で消火用水の搬送など地域社会への貢献が活発化しており、東日本大震災では土砂除去作業にミキサー車が活躍する事例もあった。
 協定区域は4消防本部管轄の4市3町。災害現場が複数または広範囲な場合、消防水利が不足した場合などに、協定に基づき消防が同組合に応援要請する。組合加盟の12社13工場はミキサー車120台を所有し、大型車は1台で5000─6000リットル、小型車は2000─2500リットルの水を積載できる。応援業務に要する経費は生コン組合が負担する。(中略)
 小山理事長は「社会貢献できることは喜ばしいことであり、組合員一同が心して応援活動に努力し、安心安全の地域づくりにつなげたい」とあいさつ。横倉消防長は、東日本大震災が連携対応の重要性を示す教訓になったとし、「協定締結を力強く感じている。今後もさまざまな面でご協力をいただきたい」と述べた・・・

胆江日日新聞(2012年3月24日付)より引用
http://www.tankonews.jp/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=1422



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