「花壇にもう一度花を」 〜 塩害土壌再生研究で国際大会へ

・・・青森県立名久井農業高校(斗沢一雄校長)3年逸見愛生さん、日沢亜美さん、小町一磨君が、8月にスウェーデンで開かれる、水をテーマにした研究発表の国際大会に、日本代表として青森県内の高校生では初出場する。発表するのは東日本大震災からの復興へ向けた塩害対策などの研究で、3人は「発表を通して日本が元気になったことを伝えたい」と意気込んでいる・・・

デイリー東北(2012年4月14日付)より引用
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/04/14/new1204141401.htm

【関連記事】
「土壌除塩など名農高の2研究、最高賞に」デイリー東北(2012年1月17日付)
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2012/01/17/new1201172201.htm


青森県立名久井農業高等学校 TEAM FLORA PHOTONICS『マイクロバブルを使った塩害土壌の再生研究』
http://aura-tec.com/pdf/k04-engai.pdf

当研究の最後は「活動のまとめと今後の展望」として以下のように結ばれています。

・・・思いもしない津波の被害によりたくさんの花壇が塩害を受けている。日頃から草花の研究をしている私たちはこの4月、急遽、除塩と土壌改良が同時にできるマイクロナノバブルを活用した新しい土壌再生技術を開発した。極秘に特許取得を勧める方もいたが、この技術は早く被災地に花を咲かせ子供たちの笑顔を取り戻すために開発したものである。私たちは一切隠さず、考案した技術で土壌再生ボランティア活動に取り組んできた。その甲斐あってさまざまな花壇にもう一度花を咲かせることができた。またそれ以上に、たくさんの方々と知り合うことができ、学校をあげた交流へと発展している。今後は技術を公開することで、技術が更によいものになるよう望んでいる。
 またこの技術は震災だけでなく、台風による塩害土壌の再生や世界の農地改良にも役立つものである。マイクロナノバブルの新しい用途として近い将来、広く活用されることを期待する・・・





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