2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶・風景・言葉<2>

前回に続き、石巻出身の作家辺見庸による『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』という書物の中の言葉を引用します。 ・・・以下引用・・・風景と言葉 わたしは脳出血の後遺症で右半身がどうしても動きません。ですので、被災地に駆けつけ友人、知人たち…

記憶・風景・言葉<1>

石巻出身の作家辺見庸による『瓦礫の中から言葉を わたしの<死者>へ』という書物の中に印象深い言葉がありましたので二回に分けて引用します。・・・以下引用・・・記憶 けれども、じつは、石巻の空気とにおいと光で、わたしの血と肉と感性はあったのだな…

・・・高校の合格発表、選抜大会の球音、彼岸の中日、そして日差しの強さ。厳しい冬の今年ではあるが、春の足音が確実に響いてきた。 浜ではワカメの水揚げが始まり、磯の香りが広がっていた。心踊る思いで漁港の空気を胸一杯に吸い込んだ。しかし、ボイルする…

「次は何を持ってどこに逃げれば良いか考えていた」 〜 日常的な避難意識の大切さ

・・・東日本大震災の2日前に発生した、三陸沖を震源とするマグニチュード7・3の地震から9日で1年となる。津波注意報が発令されたものの、本県では最大60センチにとどまり、被災者の中には2日後の「油断」に結び付いたことが浮かび上がる。一方、9…

絆 〜 結ぶということ

陸前高田市に派遣されている方々(現地本部事務局・市民環境課・長寿社会課・農林課・健康推進課・社会福祉課・水道事業運営の担当・消防局の担当の方々)が、それぞれの視点から以下にレポートを掲載しています。・陸前高田市リポート -名古屋市奮闘中- htt…

「共に生きようとする気持ち」

【下に台湾への感謝広告映像についての情報を追加しました(2012月3月11日)】・・・台湾・泰武(タイウー)村の泰武小の3〜6年生17人は28日、山田町飯岡の山田南小(佐賀敏子校長、児童260人)を訪れ、交流した。2009年、台湾を台風8…

感染症にひきつづき注意を

国立感染症研究所 感染症情報センター:<速報>2011/12シーズンに仙台市内で分離されたAH3亜型インフルエンザウイルスについて―仙台市(2012年3月5日) ・・・仙台市内のインフルエンザの患者報告数は2011年10月下旬(第43週)から増加に転…