水道管の凍結防止対策を
宮城県仙台市水道局のHPに水道管を凍結から守る方法が図解入りで記載されています。
・仙台市水道局「寒くなったら水道管の凍結にご注意ください」
http://www.suidou.city.sendai.jp/02_kurasi/01.html
「水道管は外気が0度以下になりますと、凍結や破裂することがあります。テレビやラジオなどの天気予報の情報を確認して、必要に応じた凍結防止の対策をお願いします。また、冬季間に旅行などで家を留守にする場合、必ず凍結防止対策を行って外出されるようお願いします」
水道管が凍結した場合には以下のような指示が記載されています。
「蛇口を閉め、タオルやふきん等を巻きつけて、その上からぬるま湯を長時間かけることで、徐々に解凍します。あくまでも応急措置なものであり、水道管が破損してしまった等、処置を行っても改善が見られない場合には、業者による修理が必要となります。その場合には、お手数ですが役場へご連絡ください。熱湯を直接蛇口にかけたり、無理に水を出すと、蛇口が破損してしまう場合がありますので、こういった対処は行わないようにしてください」
全文は以下のサイトでご覧ください。
・福島県双葉郡浪江町「(仮設住宅へ入居している皆様へ)水道管の凍結防止対策」
http://www.town.namie.fukushima.jp/?p=10065
【天気予報・各気象台】
・気象庁・週間天気予報(全国)
http://www.jma.go.jp/jp/week/
・仙台管区気象台(東北地方を管轄)
http://www.jma-net.go.jp/sendai/
・仙台管区気象台・防災気象情報
http://www.jma-net.go.jp/sendai/menu/bosaijoho.html
・盛岡地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/morioka/
・福島地方気象台
http://www.jma-net.go.jp/fukushima/
【関連記事1】
・・・厳しい寒さの影響で、南三陸町でも水道の凍結が相次いでいる。町と町上下水道事業所によると、先週から31日までに一般住宅で300件以上、仮設住宅で約430件にのぼっている。
町によると、受水槽からの管と、床下に露出している管の凍結が主な原因。床下の管の多くにはヒーターが巻かれていない。町建設課では「仮設住宅の欠陥は否めないが、凍結防止に努めてほしい。長く家を空ける場合は、水抜きを」と話している。・・・
三陸新報(2012年2月1日付)より引用
http://www.sanrikushimpo.co.jp/cgi-bin/page.cgi?MODE=3&CATE_ID=0&FILE_ID=7
【関連記事2】
・・・寒気が北日本に流れ込んだ影響で厳しい冷え込みが続き、東日本大震災の被災地では、応急仮設住宅で水道管の凍結が相次いでいる。宮城県は今週後半にも、県が発注した全2万1572戸を対象に凍結防止のための緊急工事を始める。
気仙沼市や石巻市など県北部の仮設住宅団地から着手する。吹きさらしの状態にある床下を厚手のシートで囲い、凍結を防ぐ。全戸で工事が終了するのは3月半ばの見込みという。
工事は、凍結防止の徹底を求める1月25日の厚生労働省通知などを踏まえて実施。岩手県は既に同様の工事に着手している。
仙台管区気象台によると、1月26〜30日の平均気温は、気仙沼が氷点下4.6度、南三陸町志津川が同4.2度、石巻同3.8度、仙台同2.5度で、いずれも平年より約4度低い。1日の最低気温は気仙沼が氷点下9度、石巻同7度、仙台同5度の予想で、気象台は31日、水道管の凍結などに注意を呼び掛けた。
石巻、気仙沼両市では、凍結に伴う苦情や問い合わせが28日以降、連日約100〜250件寄せられた。
石巻市によると、水抜きをせずに水道管が破損した場合、居住者が修理費を求められる可能性もある。市は「水抜きをするなど対策を徹底してほしい」と話している。
◎「風呂にも入れない」/凍える住まい、被災者憤り/石巻や気仙沼
「これでは安心して生活できない」。水道管が凍結した仮設住宅の入居者は、寒さの中で強いられる不便な生活に不満を募らせている。
石巻市広渕の押切沼運動公園仮設住宅では28日以降、124世帯の7割以上で水道管が凍結した。修理する業者も手が回らない状態。入居者は、水道が出る集会所から市が備え付けたポリタンクで生活用水を運ぶなどしてしのいでいる。
入居するアルバイト立野次郎さんは(58)は「28日から風呂に入れずにいる。皿洗いは手がかじかむし、トイレや洗濯も不便。今後寒さが厳しくなるだけに、いつまでこの生活が続くのか不安だ」と困惑する。
「水抜きをしたのに水道が出なくなった」との訴えも相次ぐ。同市南境の仮設住宅で暮らす主婦佐藤美智子さん(50)は「水抜きをしたが、細い管に水が残っていたのか、凍結してしまった。仮設住宅は寒冷地に合った設計なのか」と憤る。
業者による修理を待ちきれず、自力で水道復旧を試みる被災者もいる。
気仙沼市の五右衛門ケ原運動場仮設住宅に入居する船員の男性(62)方は29日朝から水が出なくなった。業者の工事日程が決まらないことから31日、床下に石油ファンヒーターの温風を送り込み、凍結した水道管を温めた。3時間ほどすると蛇口から水が出た。男性はホッとした表情で「仮設住宅は寒さ対策が不十分。安心して生活できるよう十分な対策を取ってほしい」と話した。
気仙沼市内の仮設住宅では1月、水道水を一時的にためる受水槽への給水管が凍結し、全戸断水のトラブルも起きた。市が対策を県などを協議する方針だが、対応は後手後手に回る状態だ・・・
江北新報(2012年2月1日付)より引用
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/02/20120201t13036.htm
【関連記事3】
・・・厳寒期に入った沿岸部の仮設住宅で、水道管が凍結するケースが相次いでいる。県への相談は200件を超え、1週間以上水が使えないところもあった。水抜き後に凍結する仮設もあり、達増知事は「施工に問題があった」と認め、約1万4千戸の全仮設住宅を修繕工事する。完了までには時間がかかり、入居者は不便な生活を強いられている。
陸前高田市の中学校の校庭にある仮設住宅。小学生の息子(10)と2人で暮らす自営業の男性(34)宅では、今月初旬に凍結し、水の出ない生活が1週間以上続いた。
「子どもは学校、私は仕事で昼は誰もいないので、どうしても部屋が冷えて凍結する。もう慣れましたけど…」と困惑する。光熱費がかさむのを覚悟で誰もいない部屋をファンヒーターで暖め、やっと出るようになったが、修繕工事はまだだ。
県建築住宅課によると、水抜きをしても凍結するのは複数の管が交差する部分の管のたわみに、水がたまってしまうことが原因という。
凍結防止には、床下に寒気が入り込まないようにする必要があり、県は仮設住宅の床下部分に覆いを付ける。県は「順次工事を進めているのでもう少し待ってほしい」として応急的に管を温めるよう呼び掛けている・・・
岩手日報(2012年1月22日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20120122_4
【サイト内関連記事】
・仮設住宅の防寒対策 <2>
http://d.hatena.ne.jp/oretachinonihon-2011/20111030
・仮設住宅の防寒対策
http://d.hatena.ne.jp/oretachinonihon-2011/20111015
・避難生活長期化への対策
http://d.hatena.ne.jp/oretachinonihon-2011/20110707
・避難所生活における感染症予防のポイント
http://d.hatena.ne.jp/oretachinonihon-2011/20110601
・石巻日日新聞「被災された方へのアドバイス」より
http://d.hatena.ne.jp/oretachinonihon-2011/20110410