「OMKF(おんくふ)新聞」発行 〜 「大川で」、「みんな、もっと」、「絆、輝く」、「深まる、復興」

・・・石巻市大谷地小(杉山昭夫校長、児童173人)の児童たちが、学区内に開設された仮設住宅向けの新聞を製作し、配布を始めた。学校、地域と新たな住民をつなぐユニークな試みで、地域の話題になっている。児童たちは「地域や学校のことを知ってもらうとうれしい。少しでも長く続けていきたい」と張り切っている。

新聞は、B4判の大きさ。6年生31人が総合的な学習の一環で製作した。作業は8班(1班3〜4人)に分かれ、班ごとに毎週水曜日に発行する。

第1号は16日に発行し、その日に三反走の仮設住宅90世帯を訪問し、ポストに投函(とうかん)して回った。記念の第1号のトップ記事は、新聞名「OMKF(おんくふ)新聞」の意味を紹介している。

「O」は大谷地と仮設に住む大川地区住人の大川で、「M」はみんな、もっとの意味があり、「K」は絆、輝く、「F」は深まる、復興の意味が込められている。

このほか「仮設住宅の皆さんとつながりを大事にしていきたい」という校長先生のあいさつや、運動を呼び掛ける記事などを掲載している。笑顔の4コマ漫画もある。

児童たちは「新聞を通してつながりを持ちたいという気持ちで作った。楽しみながら読んでほしい」と呼び掛けている。

杉山校長は「子どもたちが自分たちができることを実践することで、成長してくれると思う」と期待する。

年内はもう1回発行し年明け後は、3学期が始まってから製作することにしている・・・

三陸河北新聞(2011年12月18日付)より引用
http://www.sanriku-kahoku.com/news/2011_12/i/111218i-sinbun.html





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