新しい発電機の試験運転 〜 木質バイオマスストーブを熱源に

・・・盛岡市の県環境保健研究センターや釜石市の石村工業(石村真一代表取締役)など県内研究機関と地元企業は23日から釜石市で、共同開発した木質バイオマスストーブを熱源にスターリングエンジン(SE)を動かす発電システムの試験運転を始めた。

SEは外部の熱で動く機関で、システムは石村工業が開発したストーブに奥州市胆沢区の東洋工機(鈴木英也代表取締役)が製造するSEを接合し稼働、発電する仕組み。通常出力は1〜2キロワットで、蓄電池にためて使う。災害など停電時にも使用可能なエコ発電機だ。

試験は、PRも兼ねて釜石市鈴子町の鈴子広場で行っている。初日は強風下での試験となったがエンジンは順調に稼働。点火から約40分後に発電を開始し広場を飾るイルミネーションを輝かせた。

試験は25日まで行い、屋外使用時のストーブの温度と発電出力の関係などを確認する。来年1月には市内の公共施設に設置する予定。将来的には施設園芸など産業利用も探る。

システムは同センターと両社のほか一関市の一関高専矢巾町の県立産業技術短大が共同開発した・・・


岩手日報(2011年12月24日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111224_12


岩手県環境保健研究センター
http://www.pref.iwate.jp/info.rbz?nd=417&ik=3&pnp=17&pnp=61&pnp=417



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