志津川漁港 新造船の進水式

・・・宮城県南三陸町の造船所「大勝造船」が建造した震災後初めてとなる新造船が完成し25日、同町志津川志津川漁港で進水式が行われた。完成した漁船は豊丸(2トン)。主にギンザケやホタテなどの養殖に使う。式には漁業者ら20人が出席し、神事の後、クレーンで船をつり上げ、港内に浮かべた。
津波で5隻中4隻の漁船を流されたという船主の佐々木孝雄さん(61)は「昨日までは無理をして小さい船で海に出ていた。これで安心して海に出られる」と話した。
大勝造船の工場は志津川漁港そばにあり、津波で流失した。港周辺にある別の用地を借り、4月中旬に業務を再開した。
千葉勝司社長は「船が欲しいというお客の要望に、一日も早く応えたかった」と語った。同社は震災後、約20隻の新造船建造を受注したという・・・

河北新報(2011年11月28日付)より引用
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111128t12016.htm


【関連情報】
岩手県経営企画部産業振興課:三陸復興 復興に向けた動き
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=32400