「和歌山に物資を」 〜 陸前高田市消防団高田分団

・・・陸前高田市消防団高田分団(大坂淳分団長)は7日、台風被害を被った和歌山県新宮市の災害ボランティアセンターへ緊急支援物資を送った。東日本大震災で全国からの善意を受けた同分団は、恩返しの気持ちを和歌山へと届ける。
台風12号により和歌山県新宮市では、がれきや泥が町全体を覆い、川の水が住宅2階まで押し寄せるなど甚大な被害を受けた。同市社会福祉協議会の設置した災害ボラセンは、飲料水や非常食、水のいらないシャンプーや汗拭きシート、雑巾などを募集。この情報を簡易ブログ「ツイッター」で目にした分団員の熊谷成樹さん(42)は、「和歌山に物資を送りたい」と大坂分団長に相談をもちかけた。
同分団は東日本大震災後の救援活動に伴い、全国から送られてくる物資の集積・分配所の役割も果たした。このとき集まった物品は有事を想定しストックしているが、「自分たちのためだけに取っておくより、今すぐ必要としている場所へ届けるべきだ」と、すぐさま発送されることが決まったという。(中略)
熊谷さんは「この震災がなかったら、こんなことをしようとは考えなかったと思う。自分たちも大勢の人に助けてもらったので、同じように困っている人の役に立ちたい」と話し、台風被害を受けた地域へ思いを馳せた・・・

東海新報(2011年9月9日付)より引用
http://www.tohkaishimpo.com/scripts/index_main.cgi?mode=kiji_zoom&cd=nws6945


・・・高萩市は7日、台風12号で被害を受けた和歌山県田辺市新宮市を支援しようと、飲料水や非常食などの支援物資を送るとともに職員3人を派遣した。2009年に両市と災害応援協定を締結。東日本大震災で物資の提供を受けており、担当者は「お見舞いを兼ねたお礼」としている。
今回の台風で両市は、一時1万人以上の住民に避難指示・勧告を発令。草間吉夫高萩市長が両市長に「何かお手伝いできれば」と連絡したところ、日用品が不足しているとの要請があり、支援を決めた。
物資は、同市石滝の旧高萩工業高校の体育館に備蓄していた水やお茶の500ミリリットル入りペットボトル計1万7千本とアルファ米などの非常食4千食分、トイレットペーパーや下着など。別便で粉ミルクや紙おむつも配送した。(以下略)

茨城新聞(2011年9月8日付)より引用
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13154045661927





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