「岩手東海新聞」から「復興釜石新聞」へ

・・・釜石市の地域紙「岩手東海新聞」の元従業員ら11人は11日、市の広報紙を兼ねた地域紙「復興釜石新聞」を創刊する。震災で社屋が損壊し、休刊していたが、国の補助金を活用し市内全戸に無料配布。合同会社釜石新聞社として1年後の自立を目指す。
紙面はモノクロ4ページ構成で、1〜3面は記者の取材による市内の一般記事を発信。最終面は、これまで市が8回にわたり発行していた災害対策本部情報を掲載する。第1号は発行記念として1面と最終面がカラーの6ページ構成となった。
岩手東海新聞は、同市や宮古市大槌町などで1万4400部発行していたが、社屋が被災し、記者2人が死亡。震災翌日から休刊となり3月末には全従業員が解雇となった。(中略)
新聞は水、土曜の週2回発行。社屋は記者の川向修一さん(59)が避難している親族宅2階を利用する。
代表社員の菊池征毅さん(69)は「前の新聞がなくなり、やっぱり必要だと思われる新聞になれれば」、川向さんは「記事を見た市民と市民がつながり、交流できるような新聞にしたい」と意欲を見せる・・・

岩手日報(2011年6月11日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20110611_8

復興釜石新聞
http://www.morioka-times.com/topics/hukkoukamaisi.htm


【関連記事】
・「津波から奇跡の生還 釜石・地元紙記者」(河北新報2011年4月15日付)
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110415_10.htm