仮設住宅での自治会設立へ<2> 東松島

・・・東松島市で初めてとなる災害応急仮設住宅入居者の共同体組織が大曲の矢本運動公園内仮設住宅に発足し、10日夜に同西集会所で設立総会が行われた。入居者の孤立解消が求められる中、住民の交流を図り、住みよい生活環境をつくっていく。設立されたのは、「矢本運動公園仮設住宅(西)コミュニティー」。公園内の西側仮設住宅に入居する209戸521人で構成される。多くは大曲浜、大曲、矢本地区だが、野蒜、宮戸の住民もいる。総会で発起人の1人の大江貞徳さんは「仮設住宅にはいろいろな人が集っている。多くは不安を抱えており、どのように暮らしていくか話し合わなければ」と、設立趣旨に触れながらあいさつ。総会に出席した阿部秀保市長は「復興の計画も人のつきあいを大切にしたい」と歓迎した。
コミュニティーはごみ処理や花壇整備などの環境美化をはじめ、行事の開催、高齢者宅の見守り、救援物資の受け入れといった住民交流活動、防犯・防災活動を行う。総会では、ごみ出しや駐車場の利用など生活上のルールも改めて確認した。
また、会長に大曲浜地区の遠藤克己さん(下浜二区行政区長)を充て、2人の副会長を選任。仮設住宅2―3棟で1班とし、全11班の班長と事業の運営委員13人を決めた。任期は班長が6か月、それ以外は1年。会費は徴収せず、助成金などで運営する。(以下略)

石巻日日新聞(2011年8月13日付)より引用
http://www.hibishinbun.com/news/olive_diary.cgi?page=8&log_no=#4101


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