ラジオがつなぐもの 災害エフエム

おもな災害エフエム局(呼称―周波数―受信エリアの順)

岩手県
・かまいしさいがいエフエム 86.0 MHz ― 釜石市の一部
・おおふなとさいがいエフエム 78.5 MHz ― 大船渡市の一部 / 80.5 MHz ― 大船渡市及び陸前高田市の一部
・みやこさいがいエフエム 77.4 MHz ― 宮古市の一部
・IBC山田災害臨時ラジオ 76.7 MHz ―  下閉伊郡山田町の一部
・はなまきさいがいエフエム 78.7 MHz ― 花巻市の一部 *花巻市(4月3日)は臨時災害放送局を廃止し、通常のコミュニティ放送局として運用
・おうしゅうさいがいエフエム 77.8 MHz ― 奥州市の一部 *奥州市(3月29日)は臨時災害放送局を廃止し、通常のコミュニティ放送局として運用

・【NEW!】みやこたろうさいがいエフエム 77.4MHz ― 宮古市の一部(5月30日免許交付〜)


宮城県
・なとりさいがいエフエム 80.1 MHz ― 名取市の一部
・わたりさいがいエフエム 79.2 MHz(旧78.6) ― 亘理町の一部 *亘理町は4月2日から周波数を変更
・けせんぬまさいがいエフエム 77.5 MHz ― 気仙沼市の一部
・やまもとさいがいエフエム 80.7 MHz ― 山元町の一部
・いわぬまさいがいエフエム 77.9 MHz ― 岩沼市の一部
・しおがまさいがいエフエム 78.1 MHz ― 塩竃市の一部
・とめさいがいエフエム 76.7 MHz ― 登米市の一部
・いしのまきさいがいエフエム 76.4 MHz ― 石巻市の一部
・おおさきさいがいエフエム 79.4 MHz ― 大崎市の一部

・【NEW!】けせんぬまもとよしさいがいエフエム 76.8MHz ― 気仙沼市の一部(4月22日免許交付〜)
・【NEW!】おながわさいがいエフエム 79.3MHz ― 女川町の一部(4月21日免許交付〜)

・【NEW!】みなみさんりくさいがいエフエム 80.7MHz ― 南三陸町の一部(5月17日免許交付〜)



福島県
・そうまさいがいエフエム 76.6 MHz ― 相馬市の一部
・すかがわさいがいエフエム 80.7 MHz ―  須賀川市の一部
・いわきさいがいエフエム 77.5 MHz ― いわき市の一部
・ふくしまさいがいエフエム 76.2 MHz ― 福島市の一部 *福島市(3月25日)は臨時災害放送局を休止し、通常のコミュニティ放送局として運用中

・【NEW!】みなみそうまさいがいエフエム 79.5MHz ― 南相馬市の一部(4月15日免許交付〜)


「『東日本大震災』に伴う臨時放送局の免許情報(総務省東北総合通信局)」を元に作成(4月7日現在)。
詳細・変更・最新の情報につきましては以下のサイトをご覧ください。
http://www.soumu.go.jp/soutsu/tohoku/rinziFM.html


一般のFMラジオ局一覧(東北地方)
http://radiotuner.jp/fm2_index.html

一般のAMラジオ局一覧(東北地方)
http://radiotuner.jp/am2_index.html


・・・未曽有の大震災によりライフラインが大きなダメージを受けた胆江地方で、奥州エフエム(菊地弘尚社長)は住民に身近な災害情報を24時間態勢で伝えている。停電や断水など厳しい状況の下、77・8メガヘルツのFM放送は住民の大きな支えとなっている。(中略)
佐藤孝之取締役放送局長は「3年前(同内陸地震)の教訓があったから、震災直後にはほぼ全スタッフが駆け付けた」と振り返る。同社も停電となったがガソリン50リットルを用意し、自家発電でしのいだ。11日午後11時ごろに国見山アンテナの予備電源が切れた後は、本社脇に完成したばかりの新アンテナで放送を継続。規程の出力ではエリアをカバーできないとして、総務省と協議して出力を上げた。
停電で市民がテレビ視聴できないと判断すると、NHK盛岡放送局に掛け合い、テレビ放送の音声も流している。避難場所や給水所などの重要な情報は、英語と中国語、韓国語でも繰り返し放送した。市国際交流協会佐藤剛会長)の協力で2年間続けてきた番組「多言語通信局」の外国人スタッフがそれぞれの言語に翻訳、言葉が通じない被災者の不安を解消した。

岩手日日新聞(2011年3月17日付)より引用
http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_23099.html


・・・大船渡市に31日、ミニFM局「おおふなとさいがいエフエム」(78.5メガヘルツ)が開局した。地元の被災者5人がパーソナリティーを務め、ライフラインの復旧状況や仮設住宅などの生活情報を伝えていく。
同日午前8時、市役所2階に設けた仮スタジオで放送を開始した。
5人のパーソナリティーは自営業や会社員、学生らさまざま。いずれも未経験者だ。このうち、同市台町の整体師佐藤健さん(36)、久美子さん(36)夫妻は自宅を兼ねた店舗を津波で流された。2人は「被災者の痛みの分かる放送をしていきたい」と張り切る。
ミニFM局は大船渡市内の約1万5000世帯をカバー。毎日午前8時、午前11時、午後2時、午後5時から、それぞれ約2時間放送する。

河北新報(2011年4月1日付)より引用
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1062/20110401_10.htm

・・・災害放送のノウハウを持つ、奥州市のコミュニティエフエム局、奥州エフエム放送(菊地弘尚社長)が、大船渡市の臨時エフエム局「大船渡災害FM」の開設を支援。正式な許認可を受けた28日、大船渡市役所2階をスタジオに放送がスタートした。当面は奥州エフエムの塩竃一常アナウンサーが現地スタッフの育成を兼ねて常駐し、被災者に向けたきめ細かい情報提供に努める。
奥州エフエムは、2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震で災害速報を担当し、被害状況やライフライン情報などをリアルタイムで視聴者に提供した実績を持つ。(後略)

岩手日日新聞(2011年3月29日付)より引用
http://www.iwanichi.co.jp/tankoh/item_23262.html