学校<3> 校舎という「箱」

 前々回につづいて仮設校舎、被災校舎の取り壊し、新校舎の建設についての情報です。校舎は学びの場であるいっぽう、取り壊し、立て替えが行われるだけの単なる「箱」ではありません。多感な時期をその場所で学び、よく遊んだこと、そうしたさまざまな想いがその箱にたくさん詰まっています。


【関連記事1】
・・・山田町教委は、震災による津波で全壊した船越小が間借りする同町船越の陸中海岸青少年の家の敷地内に、特設理科室を建設している。9月1日から使用できる予定で、2学期から子どもたちの理科の実験が可能となる。

 建設中の理科室は、広さ約98平方メートルのプレハブ平屋建て。実験台や薬品台、流し台などを設置する。7月下旬に着工し、今月中に完成する予定だ。事業費は876万円。

 同校は震災後、陸中海岸青少年の家で授業をしてきたが、理科の実験の際は他校に行くなど不便を強いられていた・・・

岩手日報(2012年8月13日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2012/m08/h1208132.html


【関連記事2】
・・・陸前高田市の気仙中PTA(武蔵和敏会長)は12日、被災した同市気仙町の同校校舎前にメッセージボードを設置した。早ければ来月にも解体工事が始まることから、卒業生らに校舎への感謝の気持ちを記してほしいと呼び掛けている。

 同日は感謝の思いをつづった横断幕も校舎に掲示。メッセージボードは校舎の解体が始まるまで設置される。校舎周辺ではがれきの撤去作業が行われており、武蔵会長は「(作業のない)土日に書き込みに来てほしい」と多くの訪問を望む・・・

岩手日報(2012年8月13日付)より引用
http://www.iwate-np.co.jp/hisaichi/y2012/m08/h1208133.html



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