「夏の夜、流れ星を数えよう」

 年間三大流星群と呼ばれる「しぶんぎ座流星群(1月)」「ペルセウス座流星群(7・8月)」「ふたご座流星群(12月)」。予想では今週末、そのうち「ペルセウス座流星群」が極大を迎えます。国立天文台は6年つづけて「夏の夜、流れ星を数えよう」というキャンペーンを行っており、以下はその情報です。
 さらに14日未明には金星食が起こります。国立天文台によれば「よい条件」で見られるのは1989年12月2日夕方以来23年ぶり、また「比較的条件のよい金星食が次に起こるのは、2063年5月31日」とのことです。主な場所での潜入時刻・出現時刻は下の該当ページをご覧ください。


・・・今年(2012年)のペルセウス座流星群の極大は、8月12日の21時頃だと予想されています。そのため、8月12日から13日にかけての夜は、多くの流星が出現しそうです。
(ただし、流星群の極大日時は確実には予想できませんので、あまり予想だけにとらわれず、なるべく長い時間、そして長い期間観察を続けると、それだけ流星を見る機会が増えることになります。 )

放射点の高度ですが、ペルセウス座流星群の場合、21時頃より前には、放射点がまだ地平線に近い低い位置にあるため、あまり多くの流星の出現は望めません。21時を過ぎた頃から、放射点の高度が徐々に上がっていき、流星の出現が活発になっていきます。放射点の高度が最も高くなるのは明け方です。

月については、今年の場合、真夜中頃に月が出てきてしまいます。一般的には、月が出てしまいますと、月明かりが邪魔になり、暗い流星は見ることができなくなってしまいます。ただ、今年は月がそれほど明るくないため、それほど邪魔になりません。ペルセウス座流星群放射点が十分に高くなるのは月が出た後ですので、多少の月明かりはありますが、なるべく明け方まで観察を続けてみるとよいでしょう。

また、極大前後の数日間は、流星群の活動が比較的活発な状態が続いているため、極大のときよりは流星の数は少なくなりますが、普段よりは多くの流星を見ることができると考えられます。極大当日が晴れるとは限りませんので、なるべくなら、前後何日間かは観察の時間をとっておくとよいでしょう・・・

国立天文台:「観察の仕方」より引用
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120810-perseid/observation/index.html


国立天文台ペルセウス座流星群について
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120810-perseid/about/index.html

国立天文台:ほしぞら情報
http://www.nao.ac.jp/astro/sky/

国立天文台金星食について
http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20120814-lunar-occultation/about.html




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