「人材育成が好循環を生み出す」 〜 震災後の雇用対策の課題

・・・東日本大震災後の雇用、労働法政策の課題を探るシンポジウムが5日、弘前大学で開かれ、本県や北海道、岩手県の行政担当者、研究者らが、被災地の復興を視野に入れた雇用対策の在り方などについて意見交換した。(中略)
岩手県職員の金戸伸幸さんは、震災から8カ月近くが経過し、求人数が着実に伸びている一方で、雇用保険の失業給付が支給されている間は就職活動を控える求職者が多く、雇用実績が伸び悩んでいる現状を紹介。
「雇用を通じた生活保障が経済成長につながる。公務員の多くが犠牲になった大槌町陸前高田市では公共サービスが不足しており、公共財としての対人サービスを地域住民が担うことが復興につながる」と報告した。また、「現場主義の雇用対策」をテーマに報告した北海道江別市職員の君一哉さんは、「人材育成が好循環を生み出すスタートになる。若手を育てることが地域を育てることにつながる」と意見を述べた・・・

東奥日報(2011年11月6日付)より引用
http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2011/20111106090422.asp