雨降るなかで

・・・東日本大震災翌日から気仙沼市内で活動を展開してきた東京消防庁緊急援助隊が23日、43日間の活動を終え帰還した。隊員たちは市民が用意した「ありがとう」の横断幕に敬礼して気仙沼を後にした。
(中略)
帰任式は気仙沼・本吉広域防災センターで行われ、菅原茂市長が市民を代表し「震災後、鹿折地区に集結した消防車の列に頼もしさを感じた。市民はみなさんの不眠不休の活動を一生忘れない。一刻も早く再興を成し遂げ、今度は美しい港町でみなさんの来市を待っています」と感謝。千葉章一消防長は「『何でもします』の頼もしい一言に甘えてきたが、今度は皆さんを援助できるよう消防力を向上させていく」と語った。
雨が降る中での帰任式だったが、昼夜を問わない活動を目の当たりにした消防団員や市民が大勢集まり、拍手を送り感謝の言葉を投げ掛けた。

三陸新報(2011年4月26日付)より引用
http://www.sanrikushimpo.co.jp/cgi-bin/page.cgi?MODE=3&CATE_ID=0&FILE_ID=5